カーボンの特性と特徴
「CARBON-izm」はカーボン素材を使った様々な商品製作を承っています。
硬質素材を用いたステーショナリーやカードケースなどのほか、
軟質素材を用いたウォレットなどのレザーグッズの製作が可能です。
さらにカーボン製品のOEM/ODMのご注文も承ります。
ここでは、 カーボン製品のもととなる「カーボン(Carbon)」の魅力や各素材の特徴などについてご紹介します。
カーボンとは?
【カーボン(Carbon)】は、元素のひとつ「炭素(元素記号:C)」のことを指します。
工業部品・製品に用いられる場合は、「カーボンファイバー(炭素繊維)」や「CFRP(炭素繊維強化プラスチック)」などの素材を指すのが一般的です。
カーボンファイバー(炭素繊維)とは?
【カーボンファイバー(炭素繊維)】はアクリル繊維を約1,000℃の高温で焼き、炭化させた繊維のことです。
これを織り込んで作られる生地がカーボンクロスと言います。
CFRP(炭素繊維強化プラスチック)とは?
【CFRP(炭素繊維強化プラスチック)】は炭化させた繊維で織り込んだカーボンクロスに樹脂を染み込ませて成形加工し、
硬化させた複合素材のことを指します。
CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の特徴とは?
炭素繊維とプラスチックを組み合わせることで、それぞれの特長を活かした高い強度で軽量な材料に生まれ変わります。
鉄と比較すると、
・引張強度が10倍…高強度
・比重は4分の1…超軽量
が最大の特徴であり、高い強度と軽量でありつつ高剛性にも優れています。
それに加えて
・錆びない
・熱膨張係数が小さい
・X線透過性が高い
・振動減衰性に優れている
・電磁波遮断性に優れている、など多くのメリットがあります。
CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の活用分野
もともとは釣竿やテニスラケットやゴルフクラブのシャフト等、スポーツレジャー用途から実用化が始まりました。
材料としての特性が非常に優れていることから、現在では航空宇宙の分野に取り入れられ、そのほかにも医療・介護・福祉分野、産業用機器、自動車・バイク分野、建築関係、インテリア等、さらにはドローン等の先端技術分野にも積極的に採用されています。
下記のような様々な業界で採用されています。
・自動車業界:量産車(外板、プロペラシャフト、シャーシ)、レーシングカー
・航空業界:航空機体胴体、各種翼、ジェットエンジン低温部
・宇宙業界:ロケット、ヘリコプター、ドローン
・スポーツ業界:アーチェリー、釣り竿、ビリヤードのキュー、ステッキ、ロードバイク(自転車)
・小売・ノベルティー業界:文房具、ビジネスグッズ、キーホルダー
・レジャー業界:三脚の脚、テントの支柱
・建築業界:耐震補強(橋脚、床版、煙突、梁)、軽量建材(立体トラス、屋根)、筋材(ケーブル、ロッド)
シルバーカーボンとは?
【シルバーカーボン】はガラス繊維にアルミを蒸着させたテキサリウムクロスを樹脂で固めた素材で、厳密には「カーボン」ではありませんが、その独特な素材感から「シルバーカーボン」と呼ばれます。
カーボンのデメリットとは?
カーボンにも工業的なデメリットがあります。
加工しづらい、デザインの自由度が低い、金額が高い、の主に3つです。
また、炭素繊維で成形されたモノは金属のように溶接もできず、削ることも難しく、補修も難しいのが実情です。
こだわりのカーボン素材の魅力で製品をご提供します
「カーボン素材の魅力を引き出す」というのが「CARBON-izm」の考えです。
製品に合った素材選定から加工方法の選択など様々なご提案を致します。
素材の特性を知り尽くした匠がカーボン素材の魅力を最大限に引き出してお客様のご満足頂けるカーボン製品・カーボンスタイル製品をご提供します。
素材本来の高級感のある質感は、手に持つ喜びを感じさせてくれます。
「オリジナルのカーボン製品が欲しい」「企画・デザインからノベルティ製作をお願いしたい」という企業担当者様は、どうぞお気軽にご相談ください。